こんにちは。大阪府東大阪市 今西歯科医院 助手の松本です。
2015年も残すところあと3ヶ月となりましたがいかがお過ごしでしょうか?今日は親不知をほおっておくとどうなるのかをお話いたします。
親不知とは、第三大臼歯と呼ばれる20歳前後で生えてくる永久歯のことです。4本とも生えてくる人もいれば、一本も生えてこない人もいたりと様々です。また、生え方も様々ですが、なんの異常もなくまっすぐに生えている場合もあれば、横向きに埋まっている状態などがありますが、親不知が横向きに埋まっている状態であれば、早い段階で抜かれた方が良いでしょう。
確かに歯を抜くことは、怖くなったり不安だったりしますよね。しかし、親不知が変な方向に生えていたり、埋まっている状態のままほったらかしにしてしまうと、隣接している歯が虫歯になったり、歯周病が進行していく原因にもなります。また、重要な予定が入っている時や、妊娠中に限って痛みや腫れの症状が出る事があります。
これは体の抵抗力が落ちていたり、ホルモンのバランスが崩れているからです。また、一度は痛みが出たものの、数日経って落ち着いたという場合も要注意です。こういう場合、特に放置してしまいがちですが、一度症状が出たものは再発します。
症状が出た場合は、細菌感染が起こっており、不潔域の環境にあるため、再発しやすいのです。このまま放置していると、それまで健全だった隣の歯まで悪化してしまい、一本どころか複数本の歯を処置しなくてはなりません。最悪の場合、隣接した奥の歯を抜かないといけないというケースもあります。
親不知を抜くか抜かないかは、「痛いかどうか」は基準ではありません。
親不知を残すことのリスクや、自分自身のお口の中の状態をよく知っておくことが大切です。
親知らずでお困りなら今西歯科医院へ