大阪府東大阪市 今西歯科医院助手の澤田です。
今日は、大人の虫歯についてお話します。
虫歯は、口のなかの細菌が糖質をエサにして酸をつくり、歯のエナメル質を溶かすことから発生します。そのため細菌の集まりである歯垢ができやすい場所や、歯ブラシが届きにくい場所…つまり奥歯や歯と歯の隙間などに、虫歯ができやすくなります。
こうした点は子どもと大人に共通していますが、そのほかに大人の虫歯には2つの大きな特徴があります。
その1つは、中高年になると加齢や歯周病によって歯茎が後退し、露出した歯根部分に細菌が付着しやすくなることです。歯根はエナメル質より柔らかい象牙質でできているため、虫歯が発生しやすく、進行も早いという傾向がみられます。また、奥歯の歯根は見えにくいため、虫歯に気づかず、発見の遅れにつながっています。
もう1つの特徴は、大人の場合、過去の歯科治療で詰め物やかぶせ物をしている歯が多く、そこに虫歯が発生しやすいことです。とくに詰め物の内部に虫歯ができると、気がつかないうちに患部が奥深くにまで達してしまいます。神経を抜いた歯の場合は、痛みを感じにくいので、発見がさらに遅れがちです。
虫歯は、初期の段階なら穴も小さく、簡単な治療で済みます。市販のデンタルミラーを使って、虫歯ができやすい奥歯や歯根部、詰め物の周辺などを自分でチェックしてみましょう。
丁寧な根管治療なら今西歯科医院へ。
投稿日: 2020年2月12日
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