大阪府東大阪市 今西歯科医院 受付の室山です。最近は秋が過ぎ冬に向けだんだん寒くなってきました。みなさん体調管理には気をつけてください。さて、今回は歯の役割についてお話しさせていただきます。歯は、一番には食事の時に食べ物を噛み砕くという大切な役割がありますが、歯の役割はそれだけではありません今回はいろいろな面から歯の役割について考えてみたいと思います。【ものを噛む】まず食べ物を噛んで、飲み込みやすくして胃や腸などで消化を助ける働きがあります。歯は、たった1本失われても、正常な働きができません。例えば、大臼歯(奥歯)が1本なくなっただけで、ものを噛み砕く能率は約40%も低下すると言われています。このため消化器官に負担がかかり栄養の吸収が悪くなるという悪循環が生まれます。噛むこと自体にも唾液の分泌を促す。歯周組織の血行を良くする。表情筋を鍛えて表情を豊かにする。脳の活性化及びリラックス効果等の役割があります。【味わう】味は舌で感じるものと考えがちですが、歯触りや歯ごたえも美味しさのひとつですので、歯も味覚を豊かにしていると言えます。【体内への異物侵入の防御】砂や石など硬いものを噛んだ時に食感で食べられるのものと食べられないものを判断して、体内に異物侵入を防ぐ役割もあります。【発音】歯にも唇や舌と同じように発音を助ける役割があります。前歯に大きな隙間があったり、受け口(下顎前突)や、出っ歯(上顎前突)、開咬(前歯がうまく噛み合わされなく、開いている)といった歯に問題を抱えていると正確な発音をすることが難しくなります。歯並びが良い人と歯並びに問題を抱えている人を比較すると、発音の良さは顕著に表れます。上の前歯が抜けるとサ行、奥歯が抜けるとハ行、ラ行が発音しにくくなって、言葉が不明瞭になったりします。歯と発音は密接な関係にあるのです。【力の発揮、バランスを保つ】歯を噛みしめることで、強い力を発揮できるようになります日常生活ではあまり感じないかもしれませんが、スポーツをしているときなどでは、歯をかみしめることにより首の骨や周りの筋肉で頭部を固定し、瞬発力や、筋力をより強く引き出すことができます。また腹筋や背筋など姿勢を保つ筋肉に適度な緊張を与えることでバランスを保ちます。スポーツ選手は噛みしめ過ぎで歯が悪くなりやすいのでマウスピースを使用したり、十分なケアを行なっている方が多いです。【見た目の美しさ】笑顔からこぼれる歯並びの良さは、清潔感もあり好印象になります。見た目が美しくなると、自然と笑顔になり、自信も持てるようになるでしょう。今西歯科医院へ
投稿日: 2017年10月7日
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